Linuxカーネルの主要なCONFIG

Linuxの主要なCONFIGを以下のテーブルに記載します。とくにmake defconfigで有効化されないものを中心に記載します。 また、この記事の内容はLinux 6.2.7をベースに作成されています。
CONFIG 説明
BRIDGE ブリッジ機能
SQUASHFS squashfsサポート
SQUASHFS_XATTR squashfsでのxattrのサポート
OVERLAY_FS オーバイレイFSのサポート。Dockerなどで使用されている。
FUSE_FS FUSE FSのサポート

CONFIGの追加例

CONFIG_BRIDGEを有効にする例を示します。Linuxのソースディレクトリで次のコマンドを実行すると、最初は以下のように無効化されています。
$ cat .config | grep CONFIG_BRIDGE
# CONFIG_BRIDGE is not set
有効化するには以下を実行します。
scripts/config --enable BRIDGE
再度.configを確認すると有効化されています。
$ cat .config | grep CONFIG_BRIDGE
CONFIG_BRIDGE=y
また、この変更に伴って新たに設定可能になったCONFIGを以下で確認できます。
$ make listnewconfig
CONFIG_BRIDGE_NF_EBTABLES=n
CONFIG_BRIDGE_IGMP_SNOOPING=y
CONFIG_BRIDGE_MRP=n
CONFIG_BRIDGE_CFM=n
これらについて個別に設定しても良いですし、以下のようにするとデフォルトに設定できます。
make olddefconfig

参考記事

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